Webマーケッター必読書12選

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今やコンテンツマーケティング全盛の時代となり、Webサイト運営に関しても様々なノウハウ・知識が気軽に手に入る世の中です。 しかし真にWebサイトを成功に導くためにはより高い視点と深い洞察力を養う必要があります。今回はWeb担当者がもう1つレベルを上げるための必読書を厳選してご紹介します。

※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。

【目次】


社会トレンド

情報大爆発

インターネット登場によって、人々の情報行動・消費行動にどのような変化が起きているのかを解説した著書。Webサイトやソーシャルメディア、メールマガジンなどで情報を発信する立場になるWeb担当者として、「情報過剰時代」にどのようなコミュニケーションが求められているのかの理解は欠かせません。


ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー 2012年12月号

「ソリューション営業の終わり」という衝撃的な論文が掲載されている号。
「顧客は業者と初めて接触する時点で60%近くの購買プロセスを既に終えている」というコーポレートエグゼクティブボード社の調査結果を参照にし、顧客が自ら課題解決方法を見つけ出す力を持ち始めたことを示しています。
Webサイトを運営する上で、必ず押さえて置きたい前提と言っても過言ではありません。


マーケティング理論

ノヤン先生のマーケティング学

日本のBtoBマーケティングの権威であるシンフォニーマーケティング庭山社長が執筆された一冊。マーケティングの基本である4Pや4Cなどから展示会やセミナーのポイント、営業チームとの連携などの具体論まで幅広く扱っています。また楽しく読める構成・文章でまとめられており、マーケティング初心者から上級者まで楽しく勉強できる良書です。


パーミッションマーケティング

アメリカのマーケティング業界のカリスマ、セス・ゴーディンによって1999年に出版されインバウンドマーケティングやコンテンツマーケティングに大きな影響を与えた一冊です。

テレビCMやテレアポ、DMなどの従来のマーケティングを人々の注意をそぐ”Interruption Marketing”(土足マーケティング)と呼び、「もう、従来のやり方では通用しない」と喝破しています。

「期待されていて」「パーソナルで」「適切な」コミュニケーションがいかに大切かを理解できるでしょう。


インバウンドマーケティング

アメリカのHubspot社が提唱した「インバウンドマーケティング」をコンセプトの背景から、マーケターに求めるマインドセット、具体的な手法まで体系的に紹介しています。
この本を読み通すことで、“インバウンドな”思考で顧客とコミュニケーションが取れるようになるはず。


実践 BtoBマーケティング: 法人営業 成功の条件

BtoBの顧客側の情報行動・購買行動がどうなっているのかを調査結果と共に提示した本。
商材タイプごとに紹介されているので、次に作るコンテンツを考えるときにぜひ手元に置いておきたい一冊です。
※BtoBの購買行動における特徴と企業に求められること


Webサイト運用

Webマーケティング基礎講座

Web担当者のWebマーケティング業務をひと通り理解するのに最適な本。
集客やコンテンツの話に加え、SSLやサーバ、モバイル、メールまで網羅して解説している、必携の一冊です。


ウェブ営業力 御社の営業力が躍進する75の処方箋

なかなか世の中に出ないBtoBサイトのノウハウがこれでもか、というほど詰まった書籍。
BtoBサイトで使える55個ものコンテンツ事例から、営業連携のポイント、KPIの立て方など、実務に必要な内容が具体的に紹介されています。繰り返し読んで、血肉にしたい貴重な一冊です。


誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論

自分でデザインする方も、デザイナーにデザインを依頼する方もWebデザイン、コンテンツの編集に関わるのであれば一度は読んでおきたい本です。

  • ユーザが何をしたらよいかわかるようにしておくこと
  • 何が起きているのかをユーザにわかるようにしておくこと

という当たり前のことがいかに難しいかを痛感すると共に、本質的なデザインの捉え方が身につきます。見栄えが良いだけでなく、ユーザが本当に使いやすいWebサイトを作るために読んでおくと良いでしょう。


入門 ウェブ分析論――アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識 増補改訂版

アクセス解析の全体像から具体的な改善ポイントの見つけ方まで、大事なことに絞って分かりやすく書かれています。
訪問数やPV、コンバージョン数の報告など、アクセス解析は避けては通れない道。本書でまずは基礎力を高めましょう。


SEO・リスティング

検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書

Web担当者としてSEOの知識は欠かせないもの。初版は2003年ですが、今なお変わらない原理原則が理解できる良書です。SEOにおいて最新動向のキャッチアップはもちろん重要ですが、原理原則が理解できていれば、迷いなく進んでいけるはず。


リスティング広告 プロの思考回路

Web担当者として一度は触れるであろうリスティング広告。リスティング業界の一流プレーヤーがそのノウハウを惜しげもなく公開したのが本書です。結果を出す人たちがどういう思考でリスティングと向き合っているのかが理解できます。