LinkedInのビジネス活用で絶対に使いたい5つの機能をご紹介(日本語対応記念)

先日ついに日本語版サイトがオープンしたLinkedIn。
アメリカでは「Facebookよりもビジネスのつながりが深くなる!」と人気が高く、日本でどのように浸透していくか注目されていますが、みなさんはすでにお使いでしょうか。
LinkedInは、職歴やスキルを公開できるプロフィール、求人検索機能、会社検索機能など、ビジネスに特化した機能を持ちます。知人・友人ではなく、仕事やキャリアに基づいたネットワーク構築を目的として開発されたサービスです。今では200ヶ国、1億3500万人もの人がメンバー登録しています。

今回はFacebook、Twitterなどのソーシャルメディアを活用していなかった企業でも、すぐに分かる「LinkedInを使うなら絶対に使いたい! 5つの機能」を紹介します。

※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。

LinkedIn

【目次】


ビジネスに特化した世界最大級のプロフェッショナルネットワーク

FacebookやTwitterは友人とのおしゃべりや写真の共有など、プライベートで使われることが多いようです。一方LinkedInは、採用や他の会社の誰かへコンタクトを取ることなどを目的としたビジネス用途で使われます。

LinkedInが自らを「ビジネスに特化した世界最大級のプロフェッショナルネットワーク」と称しているように、このソーシャルメディアにはビジネスモードの人たちが集まります。そのため、会社や製品に関する話が中心となるLinkedInはBtoB企業に、非常に相性が良いといえます。


LinkedInの機能5選大公開!

1. 自社を存分にアピールする会社ページ作成機能

LinkedInでは、簡単にしかも無料で会社ページ(LinkedInの中でのホームページ)を作成することができます。機能はいたってシンプル。「概要」「キャリア」「製品&サービス」の3つのタブから編集するだけです。

2011年10月6日には、「概要」「キャリア」「製品&サービス」の3つのタブに加えて、「会社ステータス更新」機能がリリースされ、会社や製品の近況、画像や動画を、その企業をフォローしているユーザのホームページのフィードに表示させることができるようになりました(Facebookでいうウォール投稿機能です)。

ニュースリリースを発信することやセミナーの様子を撮影した動画を掲載することが可能になり、発信できる情報の幅が格段に広がりました。

2. ターゲットを絞り込むことができる広告配信機能

LinkedInではユーザのホームページ、プロフィールページなどに表示させる広告配信機能が魅力です。

※広告はユーザのホームページ、プロフィールページ、メッセージやつながりリクエストを見るInboxページ、検索結果ページ、グループページに表示される

興味、関心に基づいてセグメントするFacebookの広告とは異なり、業界、職種、会社規模、会社名、役職などの項目でターゲットをセグメントできる点がLinkedInの魅力。会社の意思決定者のみに広告を配信するといった使い方が可能なので、非常に費用対効果の高い広告配信が期待できます。

※2011年12月1日現在、広告機能はまだ日本語対応されていません。早く対応してほしい垂涎ものの機能です。

3. 欲しい人材とベストマッチング!リクルーティング機能

LinkedInの醍醐味は何と言っても求人情報が簡単に掲載できる点とスカウティング機能が充実している点。本国アメリカでは実際にLinkedInを使った採用活動が活発です。たとえば経験、スキルなどの基本的な条件から求める人材を検索できるのはもちろん、企業が掲載した求人情報とユーザが登録したプロフィールを自動でマッチングして、マッチング率の高いユーザを教えてくれます。

また、そのユーザがどのようなネットワークを構築しているかがわかるので、マッチング率が高い人材に共通の知り合いを通して直接アプローチすることも可能です。

日本でも新卒の採用期間が従来の10月から12月開始と短くなり、活用が期待されています。本国アメリカのように「自社サイト」「人材紹介会社」「人材紹介ポータルサイト」だけでなく、LinkedInが採用の窓口となっていく企業が増えていくでしょう。

4. 答えることでエキスパート認定!Q&A機能

LinkedInにはユーザ同士が知識や知恵を教え合うQ&A機能があります。いわばビジネス版のYahoo!知恵袋といったところでしょうか。

「マーケティング・セールス」や「法律」「経営管理」といった、さまざまなカテゴリがあり、投稿した回答が質問者からベストアンサーとして選ばれるたびに、ポイントが付与されます。ポイントが蓄積するとエキスパートとなりQ&Aページと各カテゴリのトップページにエキスパート認定者として掲載されるので、あなたや所属する企業の認知度・信頼感が向上していきます。

専門分野への質問に積極的に回答し、専門家=エキスパートとしてのポジションを築いていきましょう。

5.組織活性化に最適!グループ機能

LinkedInには、メンバー同士がディスカッションや情報交換をするためのグループ機能があります。

グループには誰でも参加可能な「オープングループ」と、参加者を限定する「メンバー専門グループ」の2つが存在し、作成や参加者登録も簡単です。

ビジネス用途としては、専門分野のオープングループに参加し積極的に発言することで、知識の向上や人脈を増やすことが考えられます。また、オープングループを自ら作成してコミュニティの管理者になり、あなたや所属企業の認知度をあげることも可能です。さまざまな用途が考えられるグループ機能ですが、やはり使ってみたいのは「メンバー専門グループ」です。たとえば社内のメンバーだけのクローズドなグループを作成し、メンバー間のコミュニケーション強化に活用。組織活性化に貢献しそうです。

Facebookでも作成したグループを非公開にすることもできますが、最初からビジネス用途で集まっているLinkedInの方がよりコミュニケーションは活性化するでしょう。

このほかにも多くの機能を持つLinkedInですが、まずは今回取り上げた機能を活用して、企業のソーシャルメディア活用に役立ててみてはいかがでしょうか。