Web担当者がデザインチェックをする際の7つのコツ(初心者向け)

Webデザイン, ブログ

あなたがもし、自社のWebサイトのデザインについて聞かれたらどうしますか? 「デザイナーじゃないから、分かるわけがない…」と答えてしまっては、制作会社やデザイナーとの折衝がうまくいかないことがあるはずです。 Webサイトのデザインに限らず、会社のレポートやプレゼン資料の作成にも、デザインのチェックを求められる場合があります。 そこで!今回は、Web担当者がデザインチェックをする際の7つのコツをお伝えします。 まずはWebデザインの悪い例と良い例を用意したのでご覧ください。

※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。

【目次】

  1. タイトルと本文にメリハリをつける
  2. 整列方法を統一させる
  3. 関連する要素はまとめる
  4. 余白を空ける
  5. クリックさせるものは、他と差別化させる
  6. 色は何色も使わない
  7. 図版を挿入する
  8. 最後に

【Before】

【After】

どこが変わったかお気づきでしょうか?
Afterのデザインでは、この7つのポイントを取り入れてデザインされています。


1.タイトルと本文にメリハリをつける

Beforeは、テキストが読みづらいですよね。
強調したい部分が沢山ありすぎて、パッと見て、何処を読んでいいかが分かりません。
テキストに装飾を加えて、文字が読みづらくなってしまっては、せっかくの装飾が逆効果です。
「インバウンドマーケティングとは」の箇所、この文章の見出しです。ここを一番強調することで、読み手にグッと内容を伝えることができます。


2.整列方法を統一させる

1の画像のBeforeでは、テキストが「センター揃え」「左揃え」とバラバラに記述されていて、空白部分が階段の段差のようになってしまい、正直見にくいですよね。
テキストは、After(この場合は左揃え)のように揃え方を統一して、見せてあげましょう。


3.関連する要素はまとめる

Beforeでは、1ページにテキストが長く書かれています。
テキストがここまで長く書いてあると、読む気が失せてしまいますよね?
同じ内容の物は1カテゴリーとしてまとめて、それに対してタイトルをつけていきましょう。
カテゴリーごとに区切って見せると、相手を疲れさせずに、読みやすいテキストにすることができます。


4.余白を空ける

Beforeでは、まったく文字と文字の間に余白が入っていないため、文字が詰まっている印象を受けるかと思います。
3番で同じ要素ごとにカテゴリーにまとめると言いましたが、そのカテゴリーに対して、上下左右の余白をいれてあげましょう。
余白を入れてあげることによって、カテゴリー1つ1つがもっと読みやすくなります。最近では、余白を多めに空けているサイトが多いです。思いきり余白を空けてみましょう!


5.クリックさせるものは、他と差別化させる

Beforeでは、「お問い合わせ」「資料請求」へのリンクは、テキストリンクで違うページに飛ぶようにしています。これだと、全てがテキストベースになっているため、1番に押してもらいたい<お問い合わせ>と<資料請求>のリンクを見落とされてしまうかもしれません。
一方、Afterでは、赤い四角の中に<お問い合わせ>と<資料請求>の部分がボタンとなっており、より視認性が高くなっているのがお分かりになると思います。
お問い合わせのページに飛ぶリンクは、最も相手に気づいてもらいたい場所なので、“押せる”ことがわかるデザインにしましょう!


6.色は何色も使わない

Beforeは全体的に、色と色が重なっていたり、何種類も色を使用していたりと、とても読みづらいです。

Afterは、
1番目立たせる色・・・赤
2番目に目立たせる色・・・濃いグレー
サブカラー・・・薄いグレー

と3色ほどに色が決められており、まとまり感があります。
デザインをする際には、【1番目立たせる色】【2番目に目立たせる色】【サブカラー】と3色ほどの色を決めて、それぞれ意味にあったものに配色をしていきましょう。


7.図版を挿入する

6の画像のBeforeのようにテキストばかりだと、相手にもなかなか内容を理解してもらえません。
Afterのように説明文の隣に図版を入れてあげましょう。
図を入れることにより、親切に相手に説明することができ、更によりわかりやすいものになるかと思います。


最後に

いかがでしょうか?この7つのポイントを押さえるだけで、グンと初心者とは思えないデザインに近づけることができます!このポイントを意識しながら、普段の資料作りにも取り入れてみてください。